新元号に「令和(れいわ)」が選ばれて、私たちはこれから「令和」の時代を歩むことが決まりました。
新元号「令和」を決めるにあたり、他の候補が何だったのかも判明しています!
その中から選ばれた「令和」の意味と選ばれた理由をまとめておきます。
新元号「令和」の他の候補が判明!
新元号「令和」が発表されて世間がにぎわった4月1日の夜、他の候補が5つあったことが判明しました!
判明した新元号候補がこちら。
「英弘(えいこう)」
「広至(こうじ)」
「万和(ばんわ)」
「万保(ばんほ)」
「久化(きゅうか)」
元号の条件は、
「国民の理想としてふさわしいよい意味を持つ」
「漢字2文字」
「書きやすい」
「読みやすい」
「これまでに元号や天皇のおくり名として用いられていない」
「俗用されているものではない」
という6つの条件があります。
この条件を満たす原案が6つ用意されていたんですね。
みなさん他の候補を知ってどう思いましたか?
私は「英弘(えいこう)」「広至(こうじ)」は男性の名前にありそうで、「久化」は旧化?休暇?って感じだし、「万和(ばんわ)」「万保(ばんほ)」は発音しにくいから無いわ、と思いました!
この中で選ぶなら「令和」一択でしょう!
他の候補は「久化」以外は上に書いた元号の条件に当てはまっていないですからね。
なんで候補に残ったのやら。
新元号「令和」の意味は?
元号の条件には上に書いたように「国民の理想としてふさわしいよい意味を持つ」というのがありますね。
「令和」の意味はどうなんでしょうか?
「令和」の出典は、国書「万葉集」にある歌の序文であると説明されています。
初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす
ここから2文字をとったということです。
「令和」に込められている意味は、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」ことだと安倍首相が説明しています。
では「令和」の漢字1文字にはどのような意味があるのでしょうか?
広辞苑で調べてみました。
漢字「令」の意味は
①命ずること。いいつけ。 ②おきて。のり。 ③長官。 ④よいこと。めでたいこと。 ⑤他人の家族などを尊敬していう語。
漢字「和」の意味は
①おだやかなこと。なごやかなこと。のどかなこと。 ②仲よくすること。 ③あわせること。うまくやること。 ④二つ以上の数・式なをど加えて得た値。 ⑤大和国。
「令」には、、“よいこと” “めでたいこと” という意味もあったんですね。
“いいつけ” “おきて” のイメージが強かったのですが、違った意味で用いられているようです。
新元号「令和」が選ばれた理由は?
6つの候補の中から「令和」が選ばれた理由はあるのでしょうか?
はっきり言って、上に書いたように他の候補がいま一つだったような気もしますが、安倍首相の説明を聞いてみましょう。
安倍首相は万葉集について「防人や農民まで幅広い階層の人々が詠んだ歌が収められ、我が国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書」であると述べています。
そして、「日本の国柄をしっかりと次の時代に引き継いでいく」「未来に向かってどんな日本にしていきたいのか?これからの日本にふさわしい元号である。というのが最大の決め手だった」と話しています。
なんだか抽象的で分かりにくいですが、「日本のすばらしい伝統文化を引き継ぎつつ新しい日本を国民みんなで作っていこう!」ってことでしょうか。
国民全員命令に従えって意味じゃないことを願いますよ!
まとめ
新元号「令和」の他の候補が5つあったことが判明しましたが、これなら「令和」が選ばれたのも納得(一択)です。
「令和」の意味や選ばれた理由についても見てみると日本の文化を大切にしながら未来へ向かっていくという前向きな気持ちになるものですね。
「令和」の時代を“めでたい” “おだやかな” 時代にしたいですね!