クリスマスにサンタクロースからプレゼントをもらった経験はありますか?
私は幼い頃、ワクワクして毎年クリスマスプレゼントを待っていました。
あまりに楽しみすぎて、クリスマスイブは、
なかなか寝付くことができず、
「サンタクロースの姿を見られるかもしれない!」
と期待を胸にして、窓から外をずっと眺めていたことを思い出します。
こんなに子供心を興奮させるクリスマスですが、
そもそも、クリスマスにプレゼントを渡すという習慣の起源や由来は、どこにあるのでしょうか?
幼いころには期待をしていたものの、
だんだんとクリスマスの習慣の実態を知り、
その興奮が冷めていってしまった人もいることでしょう。
今回は、クリスマスの起源と由来がどこにあるのかを掘り下げていきます。
クリスマスプレゼントの起源・由来ってなんだろう
まず、そもそもクリスマスの起源をご存知でしょうか?
クリスマスの起源は、イエス・キリストの誕生を祝う祭です。
つまり、キリスト教に由来しているということです。
当然ですが、日本発祥のイベントではありません。
しかしながら、日本でもクリスマスというイベントがあるように、宗教にかかわりなく、現在は一般的な行事として世界中で親しまれていますね。
クリスマス自体の起源はキリスト教にあることがわかりましたが、クリスマスプレゼントの起源は一体どうなのでしょうか?
世界的には、クリスマスにはパーティを開いたり、プレゼントを交換したりする風習が古くからあるそうです。
日本においてクリスマスのイベントが始まったのは、明治時代です。
世界的なプロテスタント教団の「救世軍」が、3万人を超える貧民にプレゼントを手渡したことが、日本におけるクリスマスプレゼントの起源とされています。
当時は、籠の中にいろいろなものを詰めていたようです。
時代の移り変わりとともに、クリスマスプレゼントの習慣は市民に浸透していき、大正時代にはすっかり馴染みの深いものになりました。
さらに時代は進み、昭和時代になると、クリスマスブーツが誕生しました。
驚くべきことに、クリスマスブーツは日本発祥、そして日本独自の文化なのです。
日本では、当たり前のようにクリスマスブーツにお菓子が詰められていますが、日本独自の文化と知っている人は、少ないことでしょう。
さて、クリスマス、クリスマスプレゼントの起源を掘り下げてきましたが、視点を家庭に向けて、ちょっとした問題点について考えましょう。
次で詳しくお話ししますね。
サンタクロースが子供にばれた時の説明は?
お父さん、お母さんは、きっとサンタクロースに扮して、
お菓子がたっぷり入ったクリスマスブーツとプレゼントを、
クリスマスツリーの下に準備していると思います。
子どもの笑顔が見たくて、期待を裏切らないように、
サンタクロースを演じます。
子どもが物心つく前までは、それでも大丈夫なのですが、
小学3・4年生くらいになってくると、状況が一変します。
子どもから、急に怪しまれるようになります。
そして、ついに「子供にばれた」というケースが出始めるのです。
そのときに、なんと説明すればよいのでしょうか?
とっさに説明するには、あまりにも状況が複雑ですので、
予め説明を考えておけば安心です。
今回は、サンタクロースが子どもにばれた時の説明を、2パターンご紹介します。
- 夢を与える言い訳をする場合
- ちゃんと由来を説明する場合
それでは、まず①夢を与える言い訳をする場合についてです。
本物のサンタクロースに頼まれた、という設定が無難ですね。
例えば、
「世界中の子供たちの家を回らなければならないから、サンタクロースはとても忙しい。だから代わりに頼まれたんだ。」という感じです。
もしくは、
「家の鍵を閉めていたから、中に入れなかったんだ。だから受け取って今置いたんだよ。」という感じもいいですね。
いずれにしても、サンタクロースが実在するという前提で、自分自身はあくまでも代行しただけという形にしておきましょう。
続いて、②ちゃんと由来を説明する場合についてです。
こちらは、本記事で書いてきた起源を簡潔に伝えるのが良いでしょう。
ポイントとして、
- キリスト教が起源であること
- 海外ではパーティを開いたり、プレゼント交換したりすること
- 日本に伝わったのは明治時代であること
- クリスマスブーツについては、実は日本独自の文化であること
これらを説明することで、子どもにばれたとしても、納得してもらえる説明ができます。
子どもにばれた時には、失望させてしまうのではないかと懸念する方もいますが、しっかり納得させられる説明ができれば、問題ありません。
むしろ、説明を聞いて子どもが正しい知識を得ることで、他の友達が知りえないことを知ったという自信を持つことさえ考えられます。
ぜひ、きちんとした説明をしてあげてみてください。