小学生のお子さんをもつ親御さん必見!
プランターを使った失敗しない朝顔の育て方をお伝えします。
小学校の夏休みの宿題と言えば朝顔が定番ですね。
私自身、小学校のころ夏休みの宿題として育て種を学校に持って行ったものです。
小学生でも簡単に栽培できる朝顔ですが、実は育て方によって花の数がかなり変わってくるんです。
小学生の子供に育て方を教えたいけど遠い昔のことで忘れた・・・それ普通です^^
これを機にたくさん朝顔の花を咲かせたい!という方は参考にしてください。
朝顔のプランターを使った育て方
朝顔を育てたことがある人の大半はプランターか鉢での栽培だったと思います。
小学生の夏休みの宿題でやったきりという方も珍しくないでしょう。
では、朝顔の育て方をおさらいしておきましょう!
種まき
種をまく時期
朝顔には発芽するのに必要な温度があり、20~25度で発芽します。
なので、種まきの時期として早くてGW明けから6月くらいまでとされています。
東北や北海道の寒い地域に住んでいる方は、少し遅めにまくようにするといいですね。
種まきの準備
市販の朝顔の種はそのまま植えられますが、自分で取った種は発芽しにくいことがあります。
朝顔の種は【硬実種皮】と言って、種の皮が固くできています。
植える前に一晩水につけて吸わせておくと発芽しやすくなります。
裏ワザもあります。
やすりなどで削って傷をつけておくと芽が出やすくなるんです。
ちょっとめんどうですが削った種のほうが発芽する確率は高くなるそうです!
注意点は種のへそといわれる根本の方は傷つけないようにするだけ。
両方試してみてください。
苗床作り
次に種をまく苗床ですが、プランターの底にある穴を網でふさぎます。
台所用の水切りネットでも大丈夫です。
穴をふさいだら水はけをよくするために小石を敷きます。
培養土を8割くらいまで入れ、固めないでふんわりと入れてあげます。
入れ終わったら手のひらで軽く叩いてください。
あとは、指で1cmほど押して穴をあけ種を入れます。
15~18cmくらいの鉢であれば1粒、60cmのプランターで3か所に一粒ずつ植えていきます。
種を横から見て半円になっている丸い方を上にして植えるのがポイントです。
まいた後は、種と土を密着させるため軽く叩きましょう。
育て方
種を植えてから一週間ほどで芽が出てきます。
最初の水やりは、夕方頃には土が乾燥するくらいで十分です。
毎日忘れずに水やりをしましょう。
でもやり過ぎには注意です。
水をやり過ぎない方が朝顔自体が持つ力で頑張ってくれます。
仕立て
小学校から持って帰ってくる鉢には棒が付いているので、それを使えばOK。
プランターは幅があるので10cmほどの網目がある園芸用ネットを張ります。
両サイドに支柱を立てるとピンと張ることができます。
摘芯(てきしん)
摘芯とは伸びていく枝やツルを摘み取り、新たな枝やツルが生えてくるように促すことです。
摘芯をやってない人は多いと思います。
これをやらないと、上に伸びていくだけで下や真ん中はスカスカになってしまいます。
というわけで、けっこう重要な作業!
植物は茎やツルの先端ばかり伸ばそうとするので、先の方だけ花が咲くということになってしまいます。
目安として葉っぱが8~10枚くらいになったらツルの先を切ってしまいましょう。
水と肥料
水は、花が咲くまでは控えめで、花が咲き始めたら土が乾かないように水をあげましょう。
夏はぐんぐん成長するので朝晩2回の水やりが理想です。
肥料は、花が咲き始めたら週に一度はあげてください。
肥料で注意することは、窒素が多く入っている肥料を使うと葉ばかり育ってしまうということですね。
小学生に教える朝顔を育てるポイント!
小学生にありがちな失敗を例に朝顔を育てるポイントをお伝えします。
気温が低くて芽がでない
発芽に必要な温度は20度を超えてからです。
夜に気温が大きく下がるようなら室内に入れてあげるといいですね^^
水のやりすぎ・水が足らない
水をやり過ぎると種を腐らせてしまいます。
たくさんあげればいいってことじゃないんですよ~。
逆に水を与えないと、当然ですが枯れてしいますね。
夏休みは遊ぶのが楽しくて忘れてしまいがちなのが困ったところ。
朝顔も生きているんだってことを忘れずに。
小さいままツルが伸びない
ツルが伸びないのは肥料不足が原因であることが多いです。
先ほど窒素が多く入っている肥料は葉ばかり育ってしまうと書きました。
でもこの場合は逆ですね。
窒素が多く入っている肥料を1週間ほど与えればツルがのびるってことです。
でも肥料の成分まで小学生が管理するのは難しいかもしれません。
ちょっと手伝ってあげるのもアリですね。
葉やツルは成長するのに花が咲かない
花が咲かない原因は、夜に照明などの光が当たっているからだと思われます。
朝顔は、日没してから9~10時間後に花を咲かせるんです。
夜に光が当たっているとまだ日没していないと勘違いしてしまいます。
「もう夜だよ~」と朝顔が分かるようにしてあげましょう。
それでも花が咲かない時はもう一工夫です。
リン酸の多い肥料を与えると成長が促進されつぼみが出ますよ。
また肥料の成分管理ですね。
「今度はこっちの肥料をあげてみよ~」と促してください。
きれいな朝顔を咲かせて親子で笑顔になりましょう^^
朝顔でグリーンカーテンを作ってみよう!
朝顔でグリーンカーテンを作る方法をお伝えします。
夏休みの宿題だけにとどまらず、もう一つ上のステップへ行っちゃいましょう!
グリーンカーテンと言えば、真夏の暑さを減らす省エネの方法として人気がありますよね。
暑さを減らすことだけではなく、自然な緑色で疲れた体を癒してくれる効果あり!
完成すると毎朝見るのが気持ちいいですよ^^
朝顔はツル性の植物なのでグリーンカーテンを作ることがでますね。
意外と簡単に作れますから挑戦してみてください。
準備するものはプランターと培養土、園芸用ネット、支柱と普通に朝顔を育てるときとあまり変わりません。
カーテン状にするのでネットは大きめのものを選ぶようにしましょう。
プランターも大きめで奥行きのあるものを選びましょう。
育て方は、上記で書いた普通の朝顔を育てる要領と同じでOK。
ツルが伸びてきたらネットを準備しサッシに紐やワイヤーを使い固定します。
ワイヤーの代わりに支柱を壁に立てかけたりしてネットを張る方法もありますよ。
朝顔のツルが絡まりやすいように、ネットはピンと張ってください。
ある程度ツルが伸びてきたら、園芸用テープなどを使い誘引してあげるといいです。
他のツルと絡まらずにきれいなグリーンカーテンに。
あとは伸びるのを待って完成です。
まとめ
朝顔の花は7月から9月ころまで楽しむことができます。
花が咲いたら押し花やリース作りをしても楽しいですね!
枯れた後は種を収穫して、また来年も家族で育ててみてはいかがでしょうか。
朝顔には種類もいっぱいあるので色とりどりのグリーンカーテンを作ってみてもいいかもしれませんね!