一人暮らしをしている、ほとんどの人が抱えている悩みがあります。
「出費が抑えられない…」
無駄な出費を抑えるように気を付けているつもりなのに、
自分が思っているよりも手元に残るお金が少ないのです。
一人暮らしをしているのなら、
自分自身で管理するしかありません。
気が付いたら出費が毎月の給料ギリギリだったり、
ボーナスで不足分を取り返したりしていては、
精神的に安定している状態は作れません。
給料がどんなに上がっていったとしても、
同じように出費を重ねていたら、
結局いつもギリギリの状態で
生活することになってしまいます。
一人暮らしで重要なことは、いかにして出費を抑えるかということです。
私自身は、昔、手元にあるお金をすべて使うような生活をしてきました。
マイナスにはならないものの、
常に給料をほとんど使い切っていたので、
生活をすることはできても、
どこか精神的に不安を抱えている状態でした。
万が一、怪我や病気などで働けない状態に陥ったら、終わりでした。
そんな状況を打破しようと、
出費を確実に管理する方法を編み出したのです。
まず、自分の出費状況をすべて可視化します。
つまり、項目を洗い出すということです。
そして、洗い出した項目をペースにして、毎月の予算を決定します。
そうすることで、毎月の出費を予め把握し、
確実に管理することが可能になりました。
実態を知らなければ管理も何もありませんから、
まずは自分自身の出費状況を確認することから始めましょう。
一人暮らしの出費を管理する方法とコツについて、詳しくお話します。
一人暮らしの出費の項目は?
はじめに、自分の出費をすべて可視化しましょう。
意外とこの作業を甘く見て、
数値化せずに感覚で済ませてしまう人が多いのですが、
一番重要なことなので確実にやりましょう。
一人暮らしの出費として、私が思いつくものをすべて書き出してみます。
- 家賃
- 水道代
- ガス代
- 電気代
- 通信費
- 保険料
- 交通費
- 朝食費
- 昼食費
- 夕食費
- 消耗品費
- 交際費(食事会、飲み会、接待など)
他にもあれば、ぜひ書き出してみてください。
ちなみに、上記分類のポイントとしては、
食費をできるだけ細かく分類していることです。
例えば、朝・昼・夜・飲み会、
これらをすべて含めて食費としてしまうと、
どこにどれくらいお金を使っているのか
見えにくくなってしまいます。
あえて見やすくするために、細分化した項目としているということです。
次に、これらの出費がどのくらいの頻度で、
いくら発生するか書き出します。
- 家賃(70,000円/月)
- 水道代(3,000円/月)
- ガス代(3,000円/月)
- 電気代(3,000円/月)
- 通信費(8,000円/月)
- 保険料(10,000円/月)
- 交通費(20,000円/月)
- 朝食費(300円/日≒9,000円/月)
- 昼食費(700円/日≒21,000円/月)
- 夕食費(1,000円/日≒30,000円/月)
- 消耗品費(無くなったら)
- 交際費(誘ったらor誘われたら)
- その他
毎月払うものは、その月の固定費として算出します。
毎日発生するものは、ひと月分の合計額を出してみましょう。
こちらも、ほぼ固定費のようなものです。
消耗品として、例えば、ティッシュ、クッキングシート、
トイレットペーパー、洗剤、石鹸類などが挙げられますが、
ここでは購入頻度と金額を把握しておきましょう。
このように項目を洗い出し、数字を並べてみると、
自分の今の生活を維持するのにどれくらいのお金が
必要なのか、実態が見えてきます。
状況がわかれば、それを管理することができますから、
ここからは「毎月の出費」について、詳しくお話しましょう。
一人暮らしの毎月の出費はどれくらいにしたら良い?
毎月の出費をどれくらいにしたら良いのか、
というポイントさえ抑えることができれば、
一人暮らしの出費の管理は心配ありません。
先程、項目をすべて洗い出し、その発生頻度と
金額まで書き出しました。
続いて、固定費の合計金額を見てみましょう。
例えば、以下のようにしたら考えやすくなります。
- 家賃(70,000円/月)
- 水道代(3,000円/月)
- ガス代(3,000円/月)
- 電気代(3,000円/月)
- 通信費(8,000円/月)
- 保険料(10,000円/月)
- 交通費(20,000円/月)
- 朝食費(300円/日≒9,000円/月)
- 昼食費(700円/日≒21,000円/月)
- 夕食費(1,000円/日≒30,000円/月)
↑ここより上の項目を毎月の固定費とする↑
→【固定費合計:179,000円】
- 消耗品費(無くなったら)
- 交際費(誘ったらor誘われたら)
- その他
仮に、給料の手取りが25万円だとしたら、
およそ7万円が手元に残る計算になります。
ここから、目標を定めることが次の重要なステップです。
固定費以外の出費は、
ある意味で「自由に使えるお金」
とも捉えられます。
この中から、
趣味に使ったり、飲み会に使ったり、
貯金したり、投資したり、
というように使い分けていけば良いのです。
自由に使えるお金を増やしたければ、
固定費を下げるような工夫として、
節約を考えるのも良いでしょう。
数字を把握すれば、感覚的に使いすぎてしまう
ということはなくなり、
具体的に、使いすぎたのか
そうでないのかを判断できるようになります。
テクニックとして、
「このお金だけで生活する」と決めたら
その金額だけを現金でお財布に入れて
使うようにすることも有効です。
もしくは、クレジットカードで決済するようにして、
毎日アプリから利用明細を確認して
利用金額を管理することも有効です。
いずれにしても、
まずは自分の出費状況の詳細を可視化して確認し、
具体的な戦略を立てて生活することから
はじめみてはいかがでしょうか。