マイクロプラスチックがすでに人の体内から検出されているというニュースを見て、人体に与える影響が心配になりました。
そもそもマイクロプラスチックとは何なのか?どういったルートで体内に取り込まれているのか?人体に影響はあるのか?
分からないことだらけだったので調べてみました。
マイクロプラスチックとは
マイクロプラスチックとは海に流れ出たプラスチックゴミが細かく砕かれ粒子状になったものです。
もともとは人間が出したゴミが原因で、しかもそれをポイ捨てすることから海へと流れ着くわけです。
マイクロプラスチックは人間が望んで作ったものではないので存在自体あまり知られていないのではないでしょうか?
粒子になっているので、海岸の清掃をしたからといって減少したりしません。
これ以上増やさないためにポイ捨てしないのが大切ですが、世界中の海岸にプラスチックゴミが拡大しているため、マイクロプラスチックは増加を続けています。
プラスチックの使用を減らそうと、ストローを提供しない飲食店が増えているというニュースが以前話題になりましたが、こういう運動が広がっていくといいですね。
人の体内までのルート
マイクロプラスチックが人の体内に入り込むルートはいくつかあります。
海洋生物が口から取り込み蓄積する場合や、粒子が細胞を突き破って生物の体内に入り込むことがあるようです。
イワシや貝類から検出が確認されているということです。
もちろん日本でも検出されています。
それらを海産物として食べているのです。
もう一つは、水道水からも検出されているというから驚きです。
発展途上国はもちろんアメリカのような先進国でも水道から検出されているというので、浄水設備の機能の問題ではないようです。
日本も安心できません。
水が安く手に入る日本でもウォーターサーバーでないと安心できない時代になってしまうのでしょうか。
なぜ、海水を使用していない水道水から検出されるのかは不明ですが、日本人だったら水道水を飲用している人がほとんどですよね。
さらに、天然の塩はやばいですね。
海水を干しているのだから当たり前ですね。
これは完全に人災です。
人体に与える影響は?
すでに人の体内からも検出されているのは事実です。
問題は人体に与える影響ですが・・・。
海洋生物には少なからず影響がありそうです。
カキなどを養殖していて生産能力が低下することもあるようですし、ある実験ではメダカ肝臓に悪影響が確認されているそうです。
身体の大きさが違うので、人体への影響すぐには出てこないでしょう。
しかし、影響が無いと判断することはできません。
プラスチック自体が異質な物質なので、それが粒子状になり体内に入ったとすると無害だとは考えにくいです。
またマイクロプラスチックが有害な化学物質を吸着している事があるといいます。
その場合、マイクロプラスチックと一緒に有害な化学物質が体内に蓄積することになりますね。
欧州食品安全機関は、データが十分でなく有害かどうかを言及するのは時期尚早だ、という見解らしいのです。
こういう事ってわかった時には「時すでに遅し」になりがちですよね。
まとめ
マイクロプラスチックという存在自体を知りませんでしたが、ニュースで見て気になったので調べてみました。
確実に体内に取り込まれていそうですが、人体への影響は確認ができていないという段階です。
イワシやカキは日本人ならよく食べますし、水道水も当たり前に飲んでいます。
これから何らかの影響が出てくると思って健康診断の数値をたまには気にしてみた方が良さそうです。